人間の眠りには、ノンレム睡眠があります。レム睡眠とノンレム睡眠を適度に繰り返すことで、「よく寝た」という感触が得られるのです。ところが、「よく寝た」と感じられない場合があります。これを不眠と呼びます。そしてそれが週2回以上、1ヶ月以上続いている場合は不眠症です。
不眠症の中で、この「よく寝た」という感触が得られない症状を熟眠障害と呼びます。熟眠障害の特徴としては、夜中に何度も目が覚めてしまうことが多いということです。
夜中に目が覚めることは中途覚醒と呼ぶのですが、中途覚醒が何度も続くことで熟睡感が得られず「熟眠障害」にもなるのです。また、中には夜寝ているはずなのに朝起きたときに全く寝た感じがしない、昼に眠くて眠くてどうしようもない、という人もいます。
熟眠障害は、かなり広い意味で使われているのです。ですが、熟眠障害と最も近い関係にあるのは中途覚醒です。熟眠障害だけがあり、中途覚醒がないということは稀です。
場合によっては、本人が気づかない中途覚醒があるということも考えられます。覚醒の時間が短いと、本人も気づかないうちにまたレム睡眠に入ってしまうことがあります。それを夜中に何度も繰り返していると、熟眠障害になってしまうのです。熟眠障害では睡眠の持続性が得られないため、本人にとっては症状はかなりきついと言えます。
不眠症の4つの症状はどれも「眠れない」という点では同じですが、違いもあるということをお分かりいただければ幸いです。
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